春です！ハーブを植えてみませんか？
春先のお花屋さんの店先に並ぶ、ミント、ローズマリー、タイムなどは、さわやかな香りを放ち、フレッシュな葉の色の鮮やかさがふと、目に留まります。小さなプランターからでも、お庭の片隅からでもハーブを植えて、育てる楽しみ、収穫する喜び、お料理をしてみんなでいただく幸せな暮らしを、ぜひこの機会に始めてみませんか？
野菜のつくり方なんて、知らなくても大丈夫自然農法のスタートはハーブ菜園から！
私は畑で野菜とハーブをつくっています。毎日の野菜は自給自足。農薬も肥料も使わず、耕さず草取りも水やりもしない。
きっかけは虫も草も敵視しない自然農法との出会いでした。自然がバランスを保つとき、役目を担う虫や草。土の栄養分が偏るとその土壌を好む草が生え、役目を終えると枯れて、虫や微生物の餌になり、やがて栄養豊かな土に還る。できた野菜は種を採ってまた翌年まく。私の畑には生きものの命の巡りがある。その命を奪う農薬や土のバランスを崩す肥料は使わない。すみかを壊すから耕さない。楽ちん放ったらかし農法（笑）。野菜は小さく形も悪いけど、昔のまんまの味。土に触れ命を感じ恵みをいただく。私が毎日包まれているこの幸せをおすそ分けしたい。だから伝えます。小さくてもいいから菜園をつくりませんか？
野菜が難しそうならハーブから。これが私の「食卓の上のフィロソフィー」。
＜PROFILE＞
堺 美代子Miyoko Sakai
料理研究家・田中愛子とともに2009年「食育ハーブガーデン協会」を設立。1 0 0におよぶ施設学校に「食育活動」を精力的に広げ、自然農法による菜園の可能性に挑戦し続けている。食育ハーブガーデン協会副理事長グリーンエコロジスト
＜食育ハーブガーデン協会＞
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